INTERVIEW インタビュー

エンディングテーマ シャイトープ(佐々木 想、ふくながまさき、タカトマンダ)
オフィシャルインタビュー

――『ヴィジランテ』第2期のEDテーマを担当することが決まってのお気持ちをお願いします。

佐々木:もう、とにかくうれしかったです!“ヒロアカ”のことは知っていて、その前日譚となる作品に関われる喜びと、また単純に「どんな物語なんだろう?」とワクワクしました。実際に原作を読んで「この世界観を曲にどう落とし込もうか」「この要素を曲で表現したら面白いんじゃないか」と考える時間もすごく楽しかったです。

ふくなが:僕も率直にうれしかったですね。僕は“ヒロアカ”のアニメをずっとリアルタイムで追っていましたし、『ヴィジランテ』の第1期も見ていました。そんな作品に関われるとあって、喜びもひとしおでした。

タカトマンダ:同じく僕も『ヴィジランテ』の第1期を見ていたので、まさか自分たちがエンディングを担当させてもらえるなんて……。決まったと聞いた時は「やった!」と声が出るほどうれしかったです。もともと“ヒロアカ”が大好きだったので、そこに登場したヒーローたちのまた違う一面が見られるのが楽しくて。楽曲を担当する以前に、「はやく第2期が放送されないかな」とずっと待ち望んでいました。

――『ヴィジランテ』の物語に触れて、どのような印象を持ちましたか?

佐々木:僕はお話をいただいて初めて作品に触れたのですが、とても面白いと思いました。オールマイトのような“絶対的な正義”が存在する中に、航一やナックルのような“自分なりの正義”を持った人もいて。“ヒロアカ”でスポットの当たらなかったところにまた違う正義があって、そこにもドラマがあったのだと思うと、すごく胸が熱くなりました。

ふくなが:普通のヒーロー作品だと、ヒーローとヴィランの対立構造が主軸になるじゃないですか。この作品はそのどちらでもない“ヴィジランテ”を主人公に描いていることが、まず面白いですよね。「ヒーローのようにはなれないけど、でも誰かを助けたい」という気持ちは僕にもあって。航一の思いに共感し「僕もこの世界に生きていたら、ヴィジランテになっていたんだろうな」なんて思ったりもしました(笑)。

タカトマンダ:2人の言った通り、“ヒロアカ”とは違う正義のかたちを描いているところが魅力的だと思いました。そして、その正義が“ヒロアカ”より身近で、キャラクターの心情も僕たちに近しいように感じます。航一の弱さや自信のなさ、また第2期の見どころとなってくる相澤先生の過去に、自分を重ねてしまうことがありました。

――楽曲を作る上で意識したこと、作品や作中のキャラクターから影響を受けた部分はありますか?

佐々木:今タカトが言った、相澤消太の過去に着目しました。相澤の心の中に白雲 朧は生き続けていて、きっと消えることはないと思うんです。ふとした時に「会いたいな」「話したいな」「伝えたいな」と白雲の顔がよぎり、そんな瞬間を重ねながら生きているんだろうな、と。僕は友人を亡くした経験はないのですが、地元の友達に急に会いたくなる時があります。それを相澤の思いと重ね合わせながら、楽曲を作っていきました。

――歌詞を見ると、航一の心情にも読み取れる部分があるように思いました。相澤の過去以外に作品から拾った部分はあるのでしょうか?

佐々木:航一からもらったものも多いですね。冒頭の「こんな僕だって」や2番のAメロ「どんなに遠くても 概ね一瞬で駆けつける」の部分。あまり「概ね」なんて歌詞に使っている曲はないと思うのですが、そのハッキリしない曖昧さが航一っぽいなと思って(笑)。『ヴィジランテ』らしさが表現できたと気に入っている部分です。

――佐々木さんが作詞作曲したものを聞いて、お2人はどう感じましたか?

ふくなが:純粋にかっこいい曲だと思いました。タイアップ曲ではあるけれど、アニメを知らないで聞いたとしてもすごく良い曲だなと。もちろんシャイトープの楽曲として聴いてくれても感動できると思いますが、アニメと合わせて聴いてもらうとまた違った感動ができる楽曲だという印象を持ちました。

タカトマンダ:航一と相澤について書いた楽曲とあらかじめ知って聴いたからか、なんだか泣きそうになってしまいました。メロディに関しても、疾走感がある中にエモーショナルな部分も含まれていて、やっぱり佐々木は良い曲を書くなぁ……と(笑)。

――お気に入りの部分や「ここを聴いてほしい!」というポイントがあれば教えてください。

佐々木:2番のサビが終わり、エモーショナルな間奏が入ってからのDメロですね。「会いたい人が 伝えたい人が いつも心にずっといるよ」という歌詞が乗る部分。相澤にとっての白雲、僕にとっての地元の友達のように、誰にでもふと「会いたい」「伝えたい」と思う人がいると思うんです。そんな思いを反映させたので、聴いた方にもぜひ共感してもらえたらうれしいですね。

ふくなが:僕も演奏していて、2番サビからの間奏に一番感情が乗ります。気持ちが乗ると演奏も変わるので、ぜひライブでも注目してほしい箇所ですね。

タカトマンダ:みんなDメロって言うじゃん!僕も同じ場所だったので、あえて別の部分にしますね(笑)。僕はサビのメロディがすごく好きで、歌詞にもグッときます。疾走感もあって、ドラムを叩いていて気持ちがいいのでお気に入りですね。

――その楽曲と『ヴィジランテ』の世界観が合わさったED映像を見ての感想をお願いします。

佐々木:本当に楽曲とマッチしている映像でした。キャラクターの後ろに流れる街の風景や夜景の切り取り方がとてもステキで、こんな素晴らしい映像を作ってくれてありがとうございます。

ふくなが:いろんな景色を映した最後、航一たち3人が揃うシーンがすごく好きだと思いました。楽曲とマッチしていて、トリハダが立つほどでした。

タカトマンダ:感謝の気持ちでいっぱいです。僕たちの音源に乗せてキャラクターが動いていて、本当に感動しました。

――ちなみに『ヴィジランテ』で好きなキャラクターや、注目しているキャラクターはいますか?

佐々木:相澤消太ですね。見た目はもちろん、人間性も含めて大好きです。僕は猫を飼っているのですが、相澤も猫好き。その共通点を見つけてしまってからは、相澤にしか目がいかなくなっちゃいました(笑)。

ふくなが:こういう時、違うキャラクターを言わなきゃいけないと思うのですが、僕も相澤先生が大好きです(笑)。“ヒロアカ”で見ていた時と少し性格が違っていて、また過去に悲しい経験をしたのだと知って、見え方が変わりました。“ヒロアカ”では轟 焦凍が好きだったので、表情と内に秘めた思いの温度差が感じられるキャラクターが好きなんでしょうね(笑)。

タカトマンダ:僕はナックルが大好きです。もともとダークヒーロー感があるキャラクターが好きという理由が大きいのですが、強い信念を持ってヴィジランテ活動をしている姿に憧れました。

――『ヴィジランテ』の放送を楽しんでいる方に向けて、メッセージをお願いします。

佐々木:素晴らしい作品に携われたこと、改めて光栄に思います。インタビューでも語らせてもらいましたが、アニメを見てから楽曲を聴いてもらうと、曲に込めた思いが一番伝わると思っています。航一や相澤の心情に寄り添って作ったので、ぜひアニメと一緒に楽しんでほしいです。そして、何かを感じてもらえたらうれしいですね。

ふくなが:『ヴィジランテ』からシャイトープを知ってくれた方には他の楽曲も聞いてほしいですし、僕たちのファンの方には『ヴィジランテ』に触れるきっかけになってくれたらいいですね。

タカトマンダ:『ヴィジランテ』の世界観を表現しているのはもちろん、シャイトープにとってもバンドを象徴するような楽曲になりました。ぜひ聴いていただきたいです。

第19話~第21話「相澤学生編」完結を記念し、第2期「相澤学生編」第21話 ノンクレジットエンディングムービーを公開!
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シャイトープ「ミス・ユー」楽曲配信中!
TVアニメ『ヴィジランテ 僕のヒーローアカデミア-ILLEGALS-』ノンクレジットエンディングムービー